

日本三名園のひとつ『岡山後楽園』は、江戸時代に岡山藩主によって造られた。藩主の居室や能舞台などの由緒ある建物、広々とした芝生地と池を中心に築山や茶室が遠路で結ばれている。散策しながら日本の歴史と文化に触れられるこの庭園は、桜の季節、ひときわ美しく色づく。漆黒の壁から「烏城」と呼ばれる岡山城を借景に、絵巻物のように艶やかな風景が広がる。近くには花見の名勝「旭川さくらみち」も。
ヤエベニシダレは4月上旬~中旬が見ごろ予定
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鳥取県倉吉市のシンボル、標高204mの打吹山の麓にある公園。スダジイなどの原生林が生い茂る中、約2000本もの桜が開花する様は圧巻で、「さくらの名所百選」にも選ばれている。特に、太鼓橋のかかる池を取り囲むように咲き乱れる桜は美しく、ぼんぼりが灯る夜間の優雅な姿には心が震えてしまう。園内には博物館や小動物と触れ合える「フレンドリー広場」、展望台もあるので、のんびり愉しもう。地元の銘菓「打吹公園だんご」520円~も土産にぜひ。
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「お庭の国宝」と称され、特別名勝に指定されている「栗林公園」。江戸時代に花開いた「池泉回遊式」を取り入れた大名庭園で、大きな池の周りの起伏に富んだ地形に園路が巡らされ、一歩歩くごとに風景が変わる「一歩一景」が魅力。春が訪れると桜が松とともに湖面を彩り、薄紅と翠の色彩の妙を愉しませてくれる。入園券販売窓口にて多言語音声ガイド「栗林トーク」(貸出し1回200円、保証金1000円)もあり。
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(2018年3月時点の情報です)