

世界文化遺産・嚴島神社は、潮の干満を利用した世界的にも珍しい海上木造建築物。平安時代に栄華を極めた武将・平清盛によって造営されたもので、当時の貴族の邸宅建築様式である寝殿造りを取り入れた荘厳華麗な社殿は、潮が満ちると、まるで海に浮かんでいるかのような神秘的な姿を現す。島内には約1900本もの桜が咲き、嚴島神社の西にある多宝塔周辺からは、桜越しに大鳥居が眺めることができる。五重塔と桜の組み合わせも風流だ。
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海外からの観光客にも人気が高い、四国88か所の「お遍路」。日本仏教の開祖のひとり、弘法大師・空海によって開かれた霊場を巡礼する旅だ。その8番札所である『熊谷寺』は、多宝塔の朱色と桜色の美しいコラボレーションが愉しめる。また、四国霊場の中で最大級の仁王門を構えており、こちらも桜の季節、淡い紅色の花弁が珍しい「ハチスカザクラ」が彩りを添える。その風流な佇まいをじっくり鑑賞したい。
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(2018年3月時点の情報です)