神話や歴史書にも登場し、日本最古と言われる名湯・道後温泉。そのシンボルが日本の公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定された『道後温泉本館』だ。風格漂う美しい木造3階建ての館内には「霊の湯」「神の湯」があり、4つの入浴コースを用意。各部屋と廊下、階段が複雑に入り組んだ迷宮さながらの館内は、散策するだけでも愉しい。
湯屋の魅力を堪能するなら「霊の湯3階個室」「霊の湯2階席」がおすすめ。どちらも日本唯一の皇室専用浴室「又新殿」の観覧が無料となり、「神の湯」「霊の湯」ともに堪能できる。入浴後は浴衣姿でくつろぎながら、お茶とお茶菓子でのおもてなしを。ほかにも貴重な資料を紹介する展示室や、文豪・夏目漱石が利用したと伝えられる「坊っちゃんの間」など、見どころ満載だ。
2019年1月以降には、営業を続けながら保存修理工事を行う予定。(2018年3月時点の情報です)
約3000年前、傷ついた一羽の白鷺が傷を癒していたことから発見されたとされる道後温泉。温泉は無色透明のアルカリ性単純泉。源泉100%掛け流しで、湯治や美容にも効果があるといわれている
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