西日本を代表する鍾乳洞のひとつ『井倉洞』の入口は、高梁川沿いにそそり立つ約240mの断崖絶壁にある。川にかかる橋から絵画のような峡谷美を眺めながら洞内へ。全長1200m、高低差90mというアップダウンのある道を進むと、無数の鍾乳石や「銀すだれ」「水衣」などと名付けられた約30もの奇石や怪石が次々と現れる。悠久の時を経て作られた自然の芸術は見るほどに奥深く、冒険心や好奇心をかきたてるものばかり。洞内は3つの滝があり、中でも約50mという国内最大落差を誇る「地軸の滝」は圧巻。こだまする轟音、洞窟内とは思えないそのスケールに、改めて自然の偉大さを感じさせられる。(2020年10月時点の情報です)
「黄金殿堂」。すぐ先には「地軸の滝」「金すだれ」「銀すだれ」がある。5合目には出口までの近道も
「瀬戸の海」
フローストーンが見事な「三段峡」
「竹林」
「虹の谷」
鍾乳石の後ろに滝があり、轟音のみ聞こえる「音の滝」
出口には洞内の水を使った足湯が。夏は清水が気持ちいい
足湯の前にある縁結びの神社『阿里佐の宮』
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