何億年もかけて作られた水滴の芸術と轟き流れる滝に、思わず息を呑む。
西日本を代表する鍾乳洞のひとつ『井倉洞』の入口は、高梁川沿いにそそり立つ約240mの断崖絶壁にある。川にかかる橋から絵画のような峡谷美を眺めながら洞内へ。全長1200m、高低差90mというアップダウンのある道を進むと、無数の鍾乳石や「銀すだれ」「水衣」などと名付けられた約30もの奇石や怪石が次々と現れる。悠久の時を経て作られた自然の芸術は見るほどに奥深く、冒険心や好奇心をかきたてるものばかり。洞内は3つの滝があり、中でも約50mという国内最大落差を誇る「地軸の滝」は圧巻。こだまする轟音、洞窟内とは思えないそのスケールに、改めて自然の偉大さを感じさせられる。(2020年10月時点の情報です)
「黄金殿堂」。すぐ先には「地軸の滝」「金すだれ」「銀すだれ」がある。5合目には出口までの近道も
鍾乳石の後ろに滝があり、轟音のみ聞こえる「音の滝」
出口には洞内の水を使った足湯が。夏は清水が気持ちいい
井倉洞
- 住所
- 岡山県新見市井倉409 [Map]
- 電話番号
- 0867-75-2224
- 営業時間
- 8:30~17:00(入洞は~16:30)
- 定休日
- なし
- 駐車場
- 300
- 料金
- 高校生以上1000円、中学生800円、小学生500円
- 交通アクセス
- 中国自動車道・新見ICから車で約20分、またはJR新見駅からタクシーで約30分
- クレジット
- 不可
- URL
- Website