新見市千屋の里山に佇む、一日一組限定の古民家の宿。戸を開けると、100年という歴史と情緒が息づく空間が広がり、笑顔あふれる鈴木夫妻が温かく迎えてくれる。食事は、重厚な梁と囲炉裏がある部屋へ。みずみずしい旬の野菜や山菜、もち米「ヒメノモチ」など、地元の恵み尽くしの郷土料理はどれも味わい深く、心と体にじわりと染みわたる。メインは、地元ブランド牛・千屋牛の炭火焼。肉厚で、きめ細やかな霜降りの千屋牛を主人が目の前で豪快に焼き上げてくれる。新見の日常に触れ、暮らすように過ごせる心地よい時間が、訪れる人々の心をゆっくりと解きほぐしていく。(2020年10月時点の情報です)
土間の奥の元牛舎を生かしたギャラリー。宿や千屋の歴史を垣間見ることができる
新見の郷土料理「けんちん汁」
ケイビングに精通するオーナーの鈴木章弘さん。希望者には地元洞窟のガイドも行う(要予約、一組3000円)。農業体験や妻・晴子さんが行うメイクアップも人気
宿泊のない日は食事だけの利用も可能(一人4400円、予約は1週間前まで)
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