岡山県北東部に位置する美作市上山(みまさかしうえやま)。ここは、優に1000年を超えると伝わる、歴史ある棚田の里。かつては8300枚もの棚田群が広がっていたが、戦後の減反政策と人口流出によって過疎化や高齢化が進み、棚田の大半は耕作放棄され、いつしか草木の生い茂る原野に変わり果てていた。そんななか、大阪からひとりの男性がこの地を訪れたのを機に発足した「英田上山棚田団」が、棚田の再生活動を始動。それから11年。棚田群は、少しずつ昔日の姿を蘇らせてきた。
緩やかな谷の斜面を覆うひとつひとつ形も大きさも異なる階段状の田、その合間に点在する農家、濃淡さまざまな緑の木々、可憐な花を咲かせる野の植物…。日本の原風景ともいうべき山里を、最先端のモビリティ「コムス」で巡る小さな旅。「この体験をきっかけに、この地に興味をもってもらい、里山の魅力や棚田団の活動を知ってもらえれば」とスタッフ。自動車より操作や取り回しが簡単で小回りがきく超電気自動車「コムス」。その快適な乗り心地を愉しみながら、爽やかな風やのどかな景色を満喫したい。
棚田の美しい景色を眺めるなら、6~10月頃がおすすめだ。(2018年3月時点の情報です)
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