瀬戸内海に浮かぶ小さな島・生口島は、広島県尾道市と愛媛県今治市をつなぐ「しまなみ海道」を通って行ける島のひとつ。ここに、「日本のギリシャ」と呼ばれる現代アートの大理石庭園『未来心の丘』がある。
実業家の耕三寺耕三氏が母の菩提寺として建立した耕三寺の裏山に突如現れる広さ約5000平方メートルの現代アートの庭園で、イタリアで活躍する彫刻家・杭谷一東さんが設計・制作。現地から運ばれた約3000トンの大理石が丘の上に敷き詰められ、一面に広がる白亜の風景が壮大で美しいと評判だ。園内は、西に沈む太陽に合掌する「光明の塔」や移ろいゆく季節の風を表現した「風の四季」、「そよ風の路」など11のエリアから構成。その一つひとつが空や雲、風、雨、光といった周囲の自然と美しく調和し、ギリシャのサントリーニ島を思わせる異国情緒あふれる光景を楽しめる。また、頂上からは瀬戸田の風景を一望。白亜の丘と日本の原風景が織りなす景色は、絶好の撮影スポットとして人気を集めている。(2018年3月時点の情報です)
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