「備中の小京都」とも呼ばれている情緒漂う城下町・岡山県高梁市。その市街地の北端にある標高430mの臥牛山(がぎゅうざん)の山頂にある山城が『備中松山城』だ。江戸時代から残る現存天守12城のひとつで、岐阜県『美濃岩村城』、奈良県『大和高取城』と並ぶ「日本三大山城」に数えられている。天守の残る山城としては国内唯一。その姿をひと目見ようと多くの観光客で賑わうが、近年では特に早朝の雲海に浮かぶ雄姿が話題となっている。朝の澄み切った空気、凛とした雰囲気のなか、あたり一面たちこめる雲海に悠然と佇む『備中松山城』は格別の美しさ。幻想的な「天空の山城」の絶景に、しばし感動のひと時が訪れる。雲海が発生する時期は、9月下旬~4月上旬の明け方から午前8時頃。撮影するなら、市街地から車で30分離れた「備中松山城展望台」からがおすすめだ。(2018年3月時点の情報です)
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