昔話「ももたろう」の原形といわれる「温羅伝説」の地としても知られている岡山県総社市の鬼城山。標高約400mの山頂一帯に、古代山城『鬼ノ城』がある。発掘調査によって7世紀後半に築かれた山城とされるが、詳しいことは今も謎のまま。約30haの広大な敷地には、実物大で復元された西門や角楼があり、特に約2.8kmにわたって鉢巻状にめぐらされた高さ6m、幅7mにもおよぶ城壁は圧巻のスケールだ。
また、快晴時には総社市内はもちろん、遠くは瀬戸内海や四国の山並みも一望できる絶景の地としても有名。駐車場のある鬼ノ城ビジターセンターからは約400m、頂上付近は、一周できるように見学路が整備されている。敷地内をゆっくり見て回ると1時間ほどかかることから、近年はハイキングコースとしても人気を集めている。(2018年3月時点の情報です)
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