日本人のソウルフードのひとつ「お好み焼」。実は地域ごとにさまざまなバリエーションがあるのをご存知だろうか。なかでも、広島県尾道市を訪れたらぜひ味わっておきたいのが「尾道焼」。クレープ状の生地で肉や魚介などの具材とそばを挟む作り方は、ベーシックな広島焼と同じだが、具材に砂ズリ(砂肝)とイカ天(スルメ揚げ)を入れるが最大の特徴。コリコリとした食感と濃厚なうまみを楽しむことができる。
その尾道焼が「絶品」と評判なのが、本通り商店街内にある『いわべえ』。もとは江戸時代から続く漆器店で、9代目店主が店の一角を改装し、お好み焼店をオープンした。蒸し焼きでふっくらと焼き上げた生地に、やや辛めのカープソースを合わせた尾道焼は、NHK連続テレビ小説『てっぱん』の放送中から人気を呼び、今では国内外から観光客が押し寄せる行列店になっている。(2018年3月時点の情報です)
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