1977年に芸術・文化・レジャー・スポーツの総合施設として完成した岡山市東区『OKAYAMA GARDEN』の一角。四季折々にさまざまな表情を見せる庭園に、築150年を超える茅葺き入母屋造りの古民家がある。その風情ある空間で蕎麦を打つのは、岡山市で80年以上営業している老舗『真金堂』3代目の垪和真金さん。蕎麦粉は、信州・八ヶ岳産や蓼科産や岡山・蒜山産のなどを厳選。粉の特徴やその日の気候、仕入れの状況などを見ながら独自に配合するこだわりよう。その香り高い蕎麦を求めて、週末は行列ができることも多い。垪和さんは日本酒にも精通しており、「信州の蕎麦粉は上品。日本酒なら『山田錦』。蒜山の粉は、無骨でごつごつした感じで、言うなれば『荒走り』じゃな」と、教えてくれた。蕎麦はさっと食べるものと言われるが、まずは蕎麦前と大将お薦めの純米酒で一献。贅沢で粋なひと時を過ごすことができる蕎麦処だ。(2018年3月時点の情報です)
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