名高い日本酒「賀茂泉」は、鉄分をまったく含まない龍王山の伏流水から生まれる。この水が湧き出るのは広島県西条でも、このエリアだけ。そのため8つの蔵元が歩いて移動できる距離に集中している。これは全国的にも珍しく、人々は「酒蔵通り」を歩きながら、気軽に蔵元を訪れ、試飲を繰り返す。
「賀茂泉」では、広い敷地に建つ蔵の内部をめぐりながら、日本酒づくりの工程の一部を見学できる。また、喫茶室や日本酒に関する本が集められた図書室があり、日本酒についての知識を深められる場所だ。喫茶室には20種以上の日本酒と、「酒粕ムース」350円など、日本酒を使った甘味も用意されている。
賀茂泉酒造株式会社は1912年創業。1960年代から、日本酒本来の姿を求めて米と米麹だけで醸す純米酒の復活に取り組んだ蔵元
土日曜、祝日の10:00~17:00オープンの日本酒を扱った喫茶室『酒泉館』、藍染体験のできる『藍泉館』が敷地内にある
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