手つかずの自然が残る岡山県北部の山里にあって、空に向かってそびえ立つ孤高の桜。樹高18m、枝張20mという見事な巨木で、推定樹齢1000年と言い伝わる。1332年、後醍醐天皇が島流しの刑を受け隠岐へ向かう道中、この桜を賞賛したとの逸話から「醍醐桜」の名が付いた。ライトアップされた夜の姿も荘厳かつどこか哀愁を感じさせる。開花時期には休憩所で軽食や特産品の販売も。また同じ真庭市内にある「がいせん桜」にもぜひ足を延ばして。
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つぼみが瓢箪に似ていることからその名の付いた、推定樹齢500年の老桜。土地の始祖・大崎玄番がここに祇園神社を祀ったことから、地元ではこの桜を「祇園さま」と呼び、大切に守り続けている。風雪に耐えつつ齢を重ね、樹高21m、根本周り6mにもなる巨木がしなるように枝を広げ、絢爛に咲き誇る。菜の花に囲まれるなか、凛と立つその情趣を堪能したい。見頃には売店も出され、名物の桜ゼリーや軽食、特産のブンタンなども味わえる。
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(2018年3月時点の情報です)