日本最古の歴史書「古事記」に記された、8つの頭を持つ大蛇・ヤマタノオロチ伝説に縁の深い斐伊川。蛇の鱗を思わせる砂洲、曲がりくねった川筋は、大蛇が悠々とうねっているかのよう。その中流にあたるJR木次駅前から約2㎞に渡り、土手の両岸を800本もの桜が咲き誇る。その美しさは丁寧に手入れする「桜守」が見守る桜ならでは。桜のトンネルをくぐりながら、遠くそびえる中国山脈を見渡すのも一興だ。毎年4月上旬の土日には郷土芸能や特産品が楽しめる祭りも。
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温暖な気候と豊富な水に恵まれた岡山県井原市は、世界のハイブランドも注目する「デニムの聖地」。市内を流れる清流・小田川は、高品質のデニム生地を生み出す大切な水脈であり、風光明媚な観光名所としても知られる。約2kmに渡って桜並木が彩る春の眺めは特に素晴らしく、夜になると、ぼんぼりに照らされた薄紅の夜桜が川面を染め、幻想的な光景が一面に広がる。井原鉄道井原駅にはデニムのショップもあるので、土産をぜひ。
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標高約400mに位置する神社「八百萬神御殿」。山の斜面に沿って約8000本もの桜が咲き誇り、山頂まで桜のトンネルが続いている。花弁の色合いや香りを愛でつつ頂上を目指し、いざそこに立つと、薄紅色に染まった山の景色が眼前に広がり壮観! しばし時を忘れて、その景色に酔いしれたい。また、車で約10分進んだところに、江戸時代の城下町の面影を残す人気観光地「うだつの町並」もあり、一緒に巡るのがおすすめの観光コースだ。
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(2018年3月時点の情報です)