穏やかな瀬戸内海に面し、ノスタルジックな町並みが残る牛窓。そんな牛窓には古い町並みの中に、古民家を活用した素敵なショップや食事処が点在する。
まず最初に訪れたいのが、東京から牛窓へ移転した木製スプーンの工房兼ショップ『匙屋』。1階は木工作家のさかいあつしさんの工房で、手彫りのスプーンは手にして温かく口にして柔らかいと、全国から注文が後を絶たないという。2階にある妻のかよさんが手がけるギャラリー&ショップでは自作品に加え、縁のある作り手の作品と背景を紹介する。瀬戸内海を望む店内で、お気に入りの手仕事の逸品を探してみたい。
「銘々匙」「レンゲ匙」各4860円~、赤ちゃん用の「はじめての匙」4536円など、バリエーションは15~20種類
2階のギャラリーショップ
次に訪れたいのが、重厚な長屋門が迎えてくれる『御茶屋跡』。ここは明治期に建てられたモダンな屋敷を再生したセレクトショップ。アイテムは「この空間に合うもの」をと国内外からセレクトし、1階にはフランスアンティークの家具や食器、2階には洋服や服飾小物、作家の作品などをセンスよく並べる。2階の奥にはカフェもあり、買い物の合間に休憩するのもいい。窓の外には瀬戸内海と対岸の前島が広がり、季節や気候によって変化する景観をゆっくりと愉しみたい。
2階には「YAECA」などのアイテムが並ぶ
2階のカフェ
散策途中のランチには、名家の邸宅の離れを利用した食事処『潮菜』へ。築130年の建物を、当時の意匠をなるべく残して再生した趣のある空間が魅力。地元の幸を盛り込んだ「あなご重」1400円~のほか、ぜんざい640円などの甘味もそろい、やさしい味わいで訪れた人を癒してくれる。
地の魚や野菜などを盛り込んだ「潮菜弁当」1600円
昔から地元で親しまれる店にも立ち寄りを。創業70年を誇る老舗かまぼこ店『中光商店』では牛窓産の旬野菜など素材にこだわった揚げたてのかまぼこを提供。また昭和22年の創業当時から約70年間手づくりと素材にこだわり続ける牛窓の老舗和菓子店『きびや菓子舗』では、牛窓銘菓「唐子踊まんじゅう」115円などが購入できる。
『中光商店』では「牛窓きゃべつ棒」210円などが並ぶ
『きびや菓子舗』の「オリーブ羊羹」650円
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(2018年7月時点の情報です)