岡山県新見市発祥で日本最古の蔓牛(つるうし)の血統をひく千屋牛。三大ブランド牛の松坂・近江・神戸牛のルーツといわれる優秀な黒毛和種だ。
中国山地の緑豊かな自然と清らかな高梁川源流を有する新見市は、昔から農畜産業が盛んな地。この恵まれた環境で餌にとことんこだわり、手間ひまを惜しまず大切に育てられている。特徴は、きめ細やかな霜降りと甘みのある上質の赤身。飼育頭数が少なく、岡山県以外ではなかなか食べられないという。
その千屋牛を堪能するなら、地元の農業協同組合『JAあしん』直営の『焼肉 千屋牛』へ。自営の牧場から仕入れるので、品質と価格はお墨付き。口に運べば、ジューシーでやわらかな肉質、噛めば噛むほどあふれる旨みに驚かされる。素材を愉しむ焼肉だからこそ、際立つ千屋牛のポテンシャル。「和牛のなかの和牛」と称されるのも頷けるおいしさだ。(2020年10月時点の情報です)
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