江戸時代からの古い町並みを残す倉敷・美観地区。人通りの少ない朝、倉敷川沿いをそぞろ歩けば、日中とはまた違った美しい美観地区を愉しめる。そんな美観地区の特別な朝の愉しみ方といえば、「大原美術館」の「モーニングツアー」だ。
開館1時間前の午前8時前。「モーニングツアー」参加者のためだけに、そっと門が開けられる。いつもは人であふれる展示室も広々と見わたせ、気に入った絵画とじっくりと向き合うことができる。もうひとつ嬉しいのが、特別解説員の解説を聞きながら鑑賞できること。たとえばクロード・モネの『睡蓮』は多数あれど、こちらで所蔵する絵は児島虎次郎がモネと直接交渉して手に入れた「モネの一番のお気に入り」ともいえる特別な一枚だったこと、など。知れば絵を観るのがもっと愉しくなる、そんな裏話をたくさん聞かせてもらえるのだ。開催期間も限られており、予約限定なので詳細は確認を。(2018年3月時点の情報です)
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